農林水産省 maff
れんこん産地の両横綱
れんこんの収穫量で第1位は茨城県。
では第2位は何県?
東京中央卸売市場での取扱量は、茨城県産が約93%を占めるのに対して、第2位の県産は大阪中央卸売市場で約90%のシェアを誇ります。
正解は徳島県。
出荷量の増える時期で、「いい(11)は(8)す」の語呂合わせから、明日は「徳島県れんこんの日」です。
そこで両産地を比べてみました。
茨城県産のほとんどは霞ヶ浦周辺で作られ、「金澄(かなすみ)」系と言われる丸っこい形をしたものですが、徳島県産は鳴門市を流れる旧吉野川周辺で多く栽培され、節間が細長い「備中」が主品種です。
その収穫方法は、主に茨城県では水をたっぷりと張った田んぼで泥に浸かったれんこんを、水圧で周りの泥をよけながら掘り出す「水圧堀り」。
一方、徳島県は土壌が強い粘土質で水圧をかけても浮いてこないため、水が干上がった状態にしてクワや熊手により、手作業で土を掘りながられんこんを掘り出す「クワ堀り」が主です。
どちらも傷を付けずに掘り出すには熟練した技術が必要となります。
ちなみに、れんこんの穴は真ん中に小さいものが1個、まわりに9個、全部で10個あるのが普通ですが、中には9個や11個のものもあります。
先がたくさん見通せるよう穴が多いものを探して、縁起を担ぐのも面白いかも知れませんね。
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